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2009年4月12日 (日)

東邦亜鉛安中製錬所視察記 第18回目、3年ごとの協定書の取り交わしも。

9411_009_2 安中緑の大地を守る会(藤巻千浪会長)と東邦亜鉛(株)武田松夫所長)とのあいだの公害防止協定に沿って、毎年4月にこの「視察会」が行われていますが、今年は会員約20名、弁護士5名、その他市議会議員5名はアドバイザーとして参加しました。最初に、藤巻会長と武田所長がお互いにあいさつを交わし、マイクロバス2台に分乗して工場内を見て廻りました。私の乗ったバスは最初に、安中駅から80mほどという工場内で最も高い位置にある、ばい焼炉に上がり、亜鉛を含んだ鉱石の粉を硫化水素と亜鉛に分けるところから見学しました。9411_011_4 その後、亜鉛を電気分解してアルミの板に付着させる電解工場、主に電気料が安い夜間電力を使用、ちなみに1トンの亜鉛製造に3000kwの電気を使用とのことです。亜鉛の製造も20年前の価格より安い現状で、世界の製造業の不況、とりわけ自動車、電気製品が落ち込んでいるために生産も約半分に減らしているそうです。そのほか硫化水素からできた硫酸の工場、副産物として一日40トンほど生産できるそうですが、これもやはり不況のためなかなか需要が伸びないとのことでした。その後、工場内の雨水処理のシステムを見て、最後9411_016_4 は「廃乾電池の処理工場」を見る予定でしたが休日とのことで見られませんでした。視察後会議室で会社側の方より、新電解工場の建築計画の説明がされ、最後に意見交換として、会員から質問が出されました。藤巻会長は「新しい電解工場が出来るそうだが50億とか100億とかかかるというが、住民としては又、工場が大きくなって苦しめられるのかなあ、という思いだ。いまだに汚染地の土壌改良事業が完了していない中では、地域住民に充分な説明をして理解を求めてほしい」と発言があり、武田松夫工場長から、「一日も早く土地改良事業9411_021_2 を進めてほしいと群馬県などに要請している」などと答がありました。最後に協定の更新年に当たっていることから藤巻会長と武田所長との間で代表者の調印式が行われ、閉会しました。安中公害として全国に名が知られた東邦亜鉛工場も今は、景気のあおりを受けて生産活動は減少しているようで、工場内は清潔で整頓されていました。電解工場では多少鼻を突く異臭があったものの、ほとんど悪臭を感じることはありませんでした。ただし、国のカドミニウムの基準値が見直され、いまだに周辺農地の汚染土壌に対する改良事業が進んでいな9411_042_2 いことが大きな問題のようです。

写真 1,2ばい焼炉の説明、3は電解工場、4は一つ20㎏の亜鉛製品が50個で1トンにまとまっています。5、調印式の様子。代表者の後ろ側が立会人弁護士の皆さん。

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